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高橋先生へのインタビュー

つねさんの愛称で親しまれて、多くの方の相談を受けている高橋先生。今回は、これまでの経験や相談をしてくださる方への想いをインタビューしました。ぜひ、最後まで読んでいただき、あなたの明日へのヒントを掴めることができましたら幸いです。

それでは、早速インタビューをしてみましょう♪

Q:これまでの経歴を教えてください

私は薬科大学を卒業後、外資系製薬会社で「MR」と呼ばれる医薬情報担当者として15年間働きました。その後、支店の人材育成担当や、本社での営業政策開発担当も務めました。

営業やマーケティングの仕事はやりがいがありましたが、私としては、「もっと社員と関わりたい!」という想いが強かったため、会社全体の組織人材開発・リーダーシップ開発を担当する部署へと異動しました。

その後、企業カルチャーを成長させることや組織人材開発に尽力し、退職するまでに数多くの知識とスキルを得てきました。

そして企業を退職した現在は、これまでの経験の中で培かれてきた“組織人材開発コンサルタント”として起業しながら、調剤薬局グループの人事部長をしても活動しています。

周りから「つねさん」と呼ばれることが多く、キャリアコンサルタントとしても、人事部長としても、多くの社員たちと沢山のコミュニケーションをとりながら、人事施策の運営やキャリア形成の推進を行っています。

Q:キャリアコンサルタントの資格を取得したきっかけは?

長く勤めた外資系製薬会社での経験から、“大計を成功させるためには人材の育成が必要である”と、私は強く感じました。キャリアコンサルタントは、この“人材の育成”にも関わるため、まさに私にマッチする資格であると感じ、資格取得に至りました。

企業の中では“問題点を解決する”ことに重きを置くことより、社員よりも会社の立場を優先してしまうことがあります。しかし、社員の気持ちを理解していないことで、うまくいかないことも多々あります。

キャリアコンサルトの資格を取得してからは、クライアントの価値観を理解し、悩みに対して最適な答えを共に考え、一方的に答えを教えるのではなく“導く”ようになりました。

今後もキャリアコンサルタントとして、そのような支援が出来る人生を送っていきたいと思っています。

Q:クライアントの方と接する際に心がけていることは?

企業の中ではなかなかマンツーマンでしっかりと話をする機会が持てず、そのことでクライアントが何に悩んでいるのか理解する事が難しい場面もありました。

しかし現在は、クライアントの話に耳を傾け、本人の考えや意見を引き出し、自分自身の存在意義を見直してもらえるようしっかりと対話することを心掛けています。

そしてその対話がしやすいように、日頃のコミュニケーションも大切にしています。

例えば、「高橋先生」と呼んでもらうのではなく、「高橋さん」や「つねさん」と呼んでもらうこと。私自身もクライアントと同じ目線になり、お互いに信頼関係を築くことで、クライアントの“本当の気持ち”にふれることができると考えています。

決めつけをせず、クライアントの考えを受け止めること。仕事上での努力や過程を認め、褒めること。本人のモチベーションをあげ、成長を促すこと。そういった細かな部分もいつも心掛けながら、ご相談に応じています。

Q:どんなお仕事にやりがいを感じますか?

私がキャリアコンサルタントとしてやりがいを感じるときは、クライアントの本当に悩んでいる部分にふれ、行動変容がみられ、成長していく姿が見られたときです。

“一樹百獲”という言葉があるのですが、これは“人材を育てることは大きな利益をもたらす”という意味があります。

クライアントの人としての成長は、企業にとっても大きな意味があります。まさに私が長年行ってきた人材育成のスキルと、キャリアコンサルタントとしてのスキルがどちらも発揮される瞬間でもあります。

また、不確実性の高い現代のなかで、クライアントの話を傾聴しながらクライアント自身の“ぶれない軸”を作り上げることで、組織としての生産性を向上させること。そのための心理的安全性を高めることができると、「やったなぁ!」と感じます。

Q:得意なお悩みの相談分野はございますか?

個人のキャリアについての相談も得意ですが、経営者やリーダーとして活躍をしている方へのサポートも得意な相談のひとつです。

  • リーダーシップの向上(メンバーの意欲やスキルに応じて的確な指示や支援が行えるようになる。効果的な個人面談やフィードバック面談が出来るようになる。)

  • コミュニケーション能力の向上(状況に応じたアンガーマネジメントが出来るようになる。自己理解・他者理解が出来るようになり、組織内で円滑なコミュニケーションがとれるようになる。)

  • 人事評価制度の構築(エンゲージメントを高める人事評価制度を導入する。)

また、仕事上でメンタルが不調となり休職することになるのを防ぐ“予防”という観点も大事にしています。社員の悩みを吸い上げ、一人ひとりが精神的な安心感を持ちながら業務に取り組めるような体制作りも得意です。

悩んでいる皆さんへメッセージをください

私がご相談に応じる仕事上のお悩みは、人間関係やコミュニケーションについての問題がほとんどです。

経営者や管理者の皆さんは、「自分は部下に信頼されているのか‥」「どうしたら仕事に前向きに取り組んでもらえるのか‥」といったお言葉をよく聞きます。

一方で、「上司の期待に押しつぶされそう‥」「今の仕事は本当に自分に合っているのか‥」といった社員のお悩みもよく聞きます。

それぞれの立場が抱えるお悩みをしっかりと傾聴し、より良い対応方法を共に考え見つけていきたいと思っています。

“キャリアコンサルタント”と聞くとすこし敷居が高い感じがするとは思いますが、気軽に「つねさん、話を聞いて!」と相談してもらえると、とても嬉しいです。

“人材を育てることは、大きな利益を生む” 一人ひとりの心の安定とキャリアの成長を、キャリアコンサルタントとしてこれからも支えていきたいです。