名古屋カウンセリング
カウンセリング

今、本当に求められているカウンセリングとは?教科書には載っていない大事なことをお伝えします!

あなたはプロの心理カウンセラーさん、もしくはカウンセラーを目指して勉強なさっている方ですね。検索でこの記事にたどり着いたということは「自分のカウンセリングをもっとよくしたい」「クライアントのために何かしたい」と考え努力なさっている方とお見受けしました。

病院で同じ病名がついていても、症状や原因は100人いれば100通り全く違いますよね。その一人ひとりに向き合うカウンセリングは、マニュアルに答えがあるような単純な世界ではないのが難しいところ。真剣に改善をサポートしたいと思うカウンセラーほど、悩みが深まります。

こうした状況のなかでも、私どものカウンセリングオフィスでは短期間で様々なクライアントの症状が改善していきます。これには実は大事なポイントがあるのです。

今回は現場経験が豊富なカウンセラーが、カウンセリングの実践において大事なことをお伝えしたいと思います。実際の多くの事例から得た内容ですので、最後までお読みいただけたら必ずあなたの明日のカウンセリング現場に生きてくるはずです。

あなたの前のクライアントがより明るい未来を生きられるよう、一緒に歩んでいきましょう。

①カウンセリングとは?

専門的なスキルのあるカウンセラーとの対話を通して、クライアントが抱える悩みの解決を促し成長や発達をサポートするプロセスのことをカウンセリングといいます。本来のカウンセリングは、厚生労働省はこのように定義をしています。

「カウンセリング」の元々の意味は「相談」、「助言」をすること
参考:カウンセリングについて 厚生労働省

しかし、「カウンセリング」というワードでWEB検索してみたところ、寄り添い共感しながら傾聴する 、と書いているサイトがほとんどです。

私は、ただ話を聞く傾聴だけでは結果につながりにくいと考えています 。カウンセリングの目的はそもそも話を聞くことではなく、繰り返しになりますが対話によりクライアント本人の気づきによって解決策を導き出すことです。

自発的で前向きな行動を呼び起こすための積極的な聞き方や、場合によってはサポートもカウンセリングのなかに組み込んでいくことが大切です。

②カウンセラーの仕事とは、出会った人を幸せにすること

カウンセラーとは一般に「悩みを相談できる人」というイメージがあるようです。それも間違いではありませんが、もっと奥深い面を言うと「心理学のスキルをもって相手の本質を理解し、相手の状況や症状改善のサポートを行う人」 だと弊社では考えています。

本質を理解するためには、ただ「うん、うん」と聞くだけではなく、クライアントの話や様子から的確な情報分析 を行います。同時にクライアントの心境の変化に合わせて適切な心理療法を提供し、クライアントを明るい未来へ導くことがカウンセラーの仕事と考えています。テキストに書いてあることをそのままクライアントに行うのではなく、今何を相手が欲しているのか、相手を洞察すること に焦点あてていきます。

③カウンセリングに欠かせない4つのテクニック

アプローチは状況により変わりますが、良いカウンセリングのために大事なスキルは共通です。4つご紹介していきます。

3-1:本質の理解に努める

表面的に理解したつもり、の状態はカウンセリングにおいて危険です。クライアントと対話する際には、まず自分の主観や先入観は白紙の状態にしてから、相手のことを真剣に考えて

・相手が本当に言いたいことは何か
・根本的に何を怖がっているのか

などを本質的に理解し深めていきます。そうすることで、相手の無意識から「この人は自分のことを理解してくれている」という安心感を感じてもらうことができます。教科書に書いてあることを絶対だと思わずに目の前にいるクライアントを心から理解をしたいと思う気持ち が重要だと思っています。

3-2:洞察力を鍛えること

カウンセリングで重要なスキルのひとつに洞察力があります。カウンセリング中も、相手の表情や微妙な手足の動きをしっかりと把握をすることが大切です。中にはカウンセラーに気を使い、自分の思いと口から出る言葉が違うクライアントも多々います。その微妙な動き、違和感を敏感に捉えましょう。

相手が何を求めているのかを理解し改善へのアプローチを促すことができるようになります。弊社のカウンセラーでは、全く知らない人を見た時に相手の職業、心情、生活スタイルまで見抜けるようになれることを目標 にしています。

3-3:ラポール形成

ラポールとは心理学用語で、信頼関係と訳されています。元はフランス語で「橋を架ける」という意味があり、共感に基づいてお互いの心に橋を架けるような関係を築くというニュアンスを含んでいます。

よく打ち解けて心の橋ができると心理的に落ち着き、安心な状態になります。ここで初めてクライアントの素直な本音を引き出すことができるようになります。この関係性を築くのは良いカウンセリングの大前提と言えるでしょう。

ラポール形成の方法については、カウンセラー必見!ラポール形成の方法で紹介をしていますので、ぜひ読んでみてください。

3-4:カウンセラー自身が社会性を身につける

カウンセラーの中には職場や学校など限られた人間関係のなかで長時間を過ごしている方も多いと思います。私も例外ではないのですが、限られた環境にいるとつい視野が狭くなりがちです。しかしカウンセリングには広い視野や柔軟性はとても重要な要素となってきます。

物事は正解・不正解の2択ではなく、たくさんのあいまいな例外があります。また正解として広く認知されていることでも、状況によりあっという間に変動 します。これをカウンセラーは認知し、意識してカウンセリングに臨まなければなりません。

視野を広げるには多くの人とコミュニケーションして社会性を磨くのがおすすめです。視野が広くなり引き出しが多くなるとクライアントの悩みに幅広く対応 する力が付きます。

④カウンセリングで大事な3つの逆転発想

カウンセリングは日本ではまだまだなじみが薄く、「少し悩んだから行ってみよう」という感覚ではありません。つまり現状カウンセリングに足を運んでくれた方はつらさで心も体もいっぱいな方が多いのです。

こうしたクライアントを明るい行動に促すためには、実は今主流となっているカウンセリングとは逆転した発想が必要です。この機会にぜひ、逆転の発想を手に入れましょう。

カウンセリングで重要なポイント①ゴールから逆算する

クライアントの頭の中は悩みが複雑に絡み合っていっぱいになっています。例えばパソコンで大量のプログラムを使用して、重くなってうまく動かないような状況です。ここで新たに別のプログラムを起動しても、全然うまくいきませんよね。

必要なのは動いているプログラムを減らして極力シンプルな状況にすることです。カウンセリングにおいてはこの際「意識ずらし」 が有効と考えます。意識をどこにずらすかというと、ずばり「未来のゴール」 です。目指したい姿、希望。

自分自身でうまく思い描くことができないクライアントもいるかもしれませんが、問題の解決を求めてカウンセリングにくるのですから必ず各々に目指したいゴールがあるはずです。

カウンセラーが相手の気づいていない良さを引き出し、未来から逆算をして今何をするのが最善かを考えて提示 します。悩みに囚われた意識をずらすことでシンプルかつ論理的な思考ができる状況をまずは作りましょう。

カウンセリングで重要なポイント②傾聴だけでは改善しないことを知る

傾聴のカウンセリングが日本では主流 です。たしかにクライアントの気持ちにそっと寄り添うことがまずは第一歩ですよね。しかし、それはあくまでも初期段階であり、ある程度の鬱憤を解放したのちには、現実を受け止めたり、不足部分を修正 したりする必要もあります。

カウンセラーのスキルをフルに使って相手の状況を洞察しながら、そのときにベストな心理療法やカウンセリングの技法を組み込むことが大切です。

カウンセリングで重要なポイント③過去を掘り返すよりも未来に意識を向ける技術

過去のできごとから過ちを認めていくカウンセリングの技法もあります。過去のトラブルを振り返ることは大切です。しかしこれを繰り返すカウンセリングは過去の傷口に塩を塗っているようなもの です。

人の悩みの多くは「たった今」起こっているものではありません。たいていは過去の記憶か未来への不安です。 ただでさえ心を病んだ状態になると、自分自身で原因探しのように過去を振り返りがちになります。

過去に起きたできごとはもう変えることができません。しかも振り返った記憶は、「たった今」振り返ったつらい感情を含んだ内容となり、過去に実際に起きた事実や実際感じた気持ちとは変わっています

これを何度繰り返しても、ネガティブな方向に不安定であいまいな記憶から解決の糸口を見つけられることはありません。むしろ、今の自分を受け止めて、よりよく変えていける未来へ希望を持たせることこそがクライアントの勇気につながります。

⑤出会えてよかった、と言ってもらえるカウンセラーになるために

カウンセリングに大事なのは、大まかにまとめると

●クライアントを積極的対話と洞察をもって本質的に理解し、ラポールを形成する
●スキルを磨き、最大限生かしてクライアントの今と未来をサポートする

広い意味での現場力と言えるでしょう。合わせて、本質的な理解が大事なのはカウンセリングそのものに対しても言えると思っています。
現在主流となっているカウンセリングはやや誤解が含まれているように思えるのです。

例えば、
*寄り添うためにまずは傾聴する→カウンセリングは傾聴が主
*過去の出来事を振り返って認識を共有する→過去のトラブルを振り返り過ちを認めていく

認識が本来のカウンセリングの目的から離れてしまっていると感じませんか?たった今、カウンセリングの現場に来られているクライアントが、今を受け止めて自身の気づきに出会うために、本質的に何が必要なのかを自分自身が理解したうえで、相手に向き合うカウンセリングを目指していきましょう

「悩みを聞いてくれるカウンセラー」から「解決や改善につながるカウンセラー」 になると、クライアントが笑顔や日常を取り戻す姿を見ることができます。私たちカウンセラーにとって何よりの喜びですよね。

*カウンセリングを受けてみて良かった
*あなたに出会えて本当に良かった

という声は私たちにとって明日への原動力です。信頼関係を築けるあなたは、また別の悩みを持ったクライアントと多くの出会いをすることでしょう。心が疲れた人が増えている時代、しかしカウンセリングそのものにまだハードルが高い日本です。ともにカウンセリング業界の質を向上することができればと思っております。

ライフファクトリーでは、定期的にカウンセリングを学ぶための交流会やセミナーを実施しています。ご興味のある方は、問い合わせフォームよりご連絡くださいませ。直近のセミナー情報をお伝えします。

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