目次
初回の相談内容
3年前くらいから、なんだか体が重いなぁと思う日が増え始めました。疲れやすくなったり、めまいがしたり、時には吐き気がしたりしました。
自分でも最初はストレス性のものかな?と疑ったのですが、どうしても認めたくなくて、内科に行っては「問題ありません」と言われて帰るという状態が続きました。
自分は体力以上のオーバーワークと同僚との折り合いが悪く心身ともにボロボロです。仕事は徹夜も多い中で密室で四六時中見張られたまま、外部からの情報を遮断し、外部と接触させないようにするんです 。
気に入らない部下は、仕事を与えず、干すようなことをしたりということもありました。最終的にはパワハラ環境から脱出できたのはいいんですが、もう積もり積もった疲労はどうしようもなくて、ある日、めまいで倒れてしまいました。
専門医のところにで診察を受けたところ、「心療内科に行ったほうがいい」 と言われ、原因がはっきりしたんです。でも心療内科に行っても話は聞いてくれるわけではなく、薬を処方するばかりでした。
もう体力は限界で、めまいで起きられなくてじっとしていたら悪化して動けなくなり、ついに救急車で運ばれてしまいました。僕はカウンセリングや催眠療法を受けることで改善できるのでしょうか?
Q:カウンセリングを受けようと思ったきっかけは?
救急車で運ばれて、医者に入院措置を取られそうになったことが一番のきっかけです。そして、今のままではゆっくり休むこともできないと思い、このままではダメになってしまうと思いました。こんな自分が嫌で、「死にたい」と思ってしまう気持ちを止めないと本当に死んでしまうのではないかと思いました。
Q:カウンセリングを受けていく間にどんな変化がありましたか?
死にたいという気持ちよりも、将来的に「こんなことがやりたいなぁ」ってことが見えてきたんです 。すごく夢を持てるようになった自分がいて、今までが嘘の様です。夢を叶えるためにこれからいろいろなことに挑戦していきたいと思えるようになりました。
今までのような変な焦りがなくなったおかげで、心がスッキリとしています。焦ることなく、ゆっくりと自分のペースで生活していきたいと思います。
Q:カウンセリングで改善された今の心境を教えてください
内科で初めて診察を受けたときに「問題ない」と言われましたが、医者の言葉だからと言って信じるべきではなかったと今はすごく反省しています。こんなになるまで、我慢せずにもっと早く改善するべきでした。
少しでも早く行動する勇気があれば良かったと今は思います。普通の医者は理解してくれないけど、ここの先生は自分の事を心から理解してくれるからなんでも話せるので本当に嬉しいです。
Q:悩んでいる方へのアドバイスをお願いします
自分の事を理解してくれる人がいるということは、とても心強いことだし、とても嬉しい事です。誰かに話を聞いてもらう勇気を持ってほしいと思います。そのくらい、ここの先生たちはすごく私の事を受け止めてくれます。何かにこだわることなく、柔軟に状況を受け止めることが改善できる一歩だと思います 。一人で悩みこまないで、相談することで改善できるということを知ってほしいです。
公認心理師:吉田澄央
ライフファクトリー東京代表。「改善するカウンセリング」の実現のために、今まで1万回を超える精神科診療に同席。現役の心理師でありながら日平均来院数1000人以上の精神科医院にて、患者相談部門の事務長を任される経歴を持つ精神科医療分野フェッショナル。
吉田心理師の監修:「不安障害」記事一覧
吉田心理師の監修:「統合失調症」記事一覧
吉田心理師の監修:「アダルトチルドレン」一覧
吉田心理師の監修:「うつ病」記事一覧