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大人の人見知りの特徴と原因がまるっと分かる解説書

大人の人見知り

あなたは自分のことを人見知りだと思いますか。人が集まるところに行くのが怖い、知らない人と会話をするのが怖い、といった人見知りの症状で悩んでいる方がいらっしゃいます。もしお悩みでしたらぜひこのコラムを御一読ください。人見知り克服の糸口があると思います。

本来、人見知りという言葉は子どもの成長過程で現れる症状でよく知られています。おかあさん以外の人に抱っこされたりすると泣いちゃうような症状ですね。しかし現代では、大人になってからの人見知りが増えていると言われています。

①大人の人見知りとは?

認知行動療法

大人の人見知りとはどういった症状なのでしょうか。
具体的に症状をみていきましょう。
・初対面の人に会うことが苦手である
・人前に出ること話すことが苦手である
・コミュニケーションをとることが苦手である


このような自覚症状がある方は、大人の人見知りです。

③あなたはどんなタイプ?大人の人見知りチェックシート

人見知り

大人の人見知りについて、さらに細かくチェックしてみましょう。
以下のチェック項目で該当する項目はいくつあるでしょうか。
① 自分に自信がない
② 自分のことを好きになれない
③ 過保護(もしくは過干渉)な環境で育った
④ 人に接するのが怖い
⑤ 人に裏切られるのが怖い
⑥ 人の期待に応えられるか怖い
⑦ 他者の目線が気になる

当てはまる箇所が多ければ多いほど人見知りの可能性があります。

チェック項目⑤⑥⑦は、たとえ人見知りでなくても誰でも多かれ少なかれ感じる恐怖感ではないかと思います。ですが、人見知りで悩んでいる方は、人見知りではない方に比べて恐怖感が強く、他の項目においても該当項目が多くなります。

④大人の人見知りの3つの特徴

大人の人見知り

人見知りの症状はなぜ起きるのでしょうか。人見知りの症状が出る方の特徴があります。大人の人見知りで悩んでしまう多くの人は、自信がない、人への恐怖心を感じている、繊細で傷つきやすいなどの特徴があります。早速それぞれの状況を詳しくみていきましょう。

大人の人見知りの特徴①自信がない

話すときに相手の目を見ることができない。
気の利いたことが言えない、面白い話ができない、ということが気になって、言いたいことが言えない。自分から話題をふることができない。
言いたいことが言えずにいることから、人との関わりがさらに苦手になってしまう。

大人の人見知りの特徴②人が怖い

嫌われるのではないかと相手の顔色を常に伺ってしまう。そして嫌われることを恐れるが故の防衛本能が働いてしまう傾向があります。よくある特徴を下にまとめました。

・赤面してしまう
・汗をびっしょりかいてしまう
・動悸がしたり、声が震える
・人に会う時に過剰にエネルギーを使うため、一人になってからドッと疲れが出る

もしも、人が怖いという気持ちが強く表れている場合は、少し前に書いてある
人が怖い原因はどこにある?簡単なテストで人が怖い理由を診断。
を読んでいただくことをおすすめします。

大人の人見知りの特徴③傷つきやすい

人の言葉や態度が気になり不安になりやすいと自分を守るために人に対しての人見知りを発動してしまうことがあります。相手から自分への言動で、普通の人にとってはまったく気にならないことでも傷ついてしまうことはありませんか。

また、相手の言動が自分を傷つけるつもりでやったのではないか、相手は自分に悪影響を及ぼすのではないか、嫌われているのではないかと感じて過剰に反応してしまうのも大人の人見知りで悩む人の特徴でもあります。

④大人の人見知りになる3つの原因

大人のひと見知り

これまで、大人の人見知りの特徴について細かくお伝えをしました。今度は、「なぜ大人の人見知り」が起きてしまうのか、その原因についてお伝えをします。大人の人見知りには、主に3つの原因があります。詳しく読み進めていきましょう。

大人の人見知りの原因①:嫌われることが怖い

人に嫌われることが怖いと、ひとつ、ひとつの発言が命取りのような気分になり、言いたいことを言えない状況になってしまうことはありませんか?恐怖心があると、会話自体に集中ができなくなります。言いたいことがあっても、言葉がうまく出てこなくなったり、言いたいことと違うことを口走ってしまうことがあります。

大人の人見知りの原因②:幼少期の親の過保護

幼少期のころに親がなんでも自分の代わりに発言をしていると、自分で発言する経験が少なく、大人になっても自分の意見を言う事ができないままになってしまいます。相手に自分の意見をいうことに慣れていないので、大人になっても何も言えなくなってしまうのです。

また、親が過保護に世話をやいていると、幼少期に自分でして失敗する、困ったりするという経験が少ないことから、自分で考えて行動することに自信がもてないままで大人になります。

もう少し気になる方は、アダルトチルドレンとは?という文章も合わせて読んでいただくこともおすすめです。特に幼少期に不安感を抱えていた方のお役に立てると思います。アダルトチルドレンの原因と治す方法

大人の人見知りの原因③:自己肯定感が低い

自己肯定感が低いと、自分の意見に自信をもつことができません。それ故に、相手の意見に流れされることを自ら好んでしまいます。本当は相手と違う意見があったとしても、グッと堪えて同意や共感をしてしまいがちです。そうすると、人への恐怖心が自然と芽生えてしまい、人見知りになりやすくなります。

弊社でも、大人の人見知りの相談を多くいただくことがありますが、自己肯定感を高めることで自分の意見を伝えれるようになる→人と関わることへの恐怖心がなくなる→大人の人見知りが改善をすることができるケース が多いです。

⑤大人の人見知りの4つのタイプ

大人の人見知り

人見知りには4つのタイプがあります。ご自身がどのタイプなのか客観的に認識してみましょう。まずは自分自身の大人の人見知りを知ることで、どうしたら人見知りを改善することができるのか?を詳しく知ることができます。


大人の人見知りのタイプ①人の視線が怖い

人の視線に恐怖心を覚えて、自分の言いたいことが言えずに萎縮をしてしまうタイプです。根底には、自己肯定感が低かったり、これまでの人生で自分の気持ちを素直に伝えることができずに、今にも折れそうな心を抱えていると人の視線が怖く感じることが多いです。

大人の人見知りのタイプ②自分に自信がない

根底に自分の自信がないと、自分の意見を発言することが怖く、何を話したら良いのかわからなくなってしまうことが多いです。本当は、誰にでも自分の良さというものがありますが、それに気づけないと相手からどう思われてしまうのかを気にしすぎてしまい、人見知りを発動することもあります。

大人の人見知りタイプ③人と距離を詰めるのが怖い

人と深く関わることで、自分が嫌われたらどうしようと傷つくことを回避しようとしてしまうことです。人と関わるとどうしても相反する人たちとも遭遇してしまいますよね。他にも、過去に親しくしていた人に裏切られ強い寂しさや恐怖心を感じた経験があると人との距離を置くことで自分を守ろうと動いてしまいます。

大人の人見知りのタイプ④他者を評価して近寄らないタイプ

相手の欠点に焦点がいき、自分も相手に評価をされているのではないかという恐怖心を感じるケース。または、相手を評価することで、自分の中にある劣等感を回避しようとしてしまうタイプです。根本には自己肯定感の低さやストレスフルな状況が続いていることで相手を評価し、自分自身を守ろうとする行動です。これは、辛い状況や根底にある自己肯定感を高めることで徐々に改善をすることができます。

⑥大人の人見知りを改善することは本当にできる?

大人の人見知り

ここまで読み進めてみると本当に人見知りを改善することができるのか不安に思うこともありますよね。でも、安心をしてください。人見知りは治すことができます。

上記4タイプがありましたが、すべては相手が自分に対してどう思っているのかをネガティブに捉えることから起きている症状です。問題の原因は相手ではなくあなた自身の中にあります。ネガティブに捉えてしまうご自身の認識を変えていくことを意識してみましょう。


他者は自分に害を為す存在であるとは限らない、他者はそこまで自分に関心をもっていない(評価したり、嫌ったりしていない)という気持ちの余裕を持てるようになりましょう。

また、その人その人それぞれの想いがあり、生き方があります。自分を尊重すると共に他者も尊重しましょう。もし、自分とは合わない言動をされた場合には、自分とは異なる次元で物事を見ているのだろうと判断して、理解に努めようとしたりせず、干渉しないようにすればよいのです。合わない人とは、無理に距離を縮める必要もありません。

他者を尊重できない人は、自分に自信がなく自分のことも大切に考えられない人です。人見知りを治すためには、自分のことを見直し、自分のことを大切にしてみましょう。

⑦大人の人見知りを治して自分らしく生きませんか?

大人の人見知り

いかがでしたでしょうか。人見知りを治せるなら治したいと思いませんか。治せるんですよ。治す過程で、自分のことを知り、今まで低くなっていた自己肯定感を高めることができます。

他者の目や評価を気にしないようになれます。ご自身の力ではなかなか難しいと感じる方は、ぜひお気軽に弊社のカウンセラーにご相談ください。多くの人が大人の人見知りの悩みから解放されたライフファクトリーの特徴をみてみる