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初回の相談内容
30代男性双極性障害と診断されて5年が経っています。常に不眠だったり過眠だったりが続いています。昼夜逆転してしまうときもありますが、今ではそれが普通になって特に焦ってはいません。
でもやっぱり眠れない夜というのは辛いものです。じっとベッドの中で耐えて耐えて耐えて、カーテンの隙間から朝日が見えたときの焦燥感は、やっぱりまだあります。
それに、最近は夢遊病のような症状もでるときがあります。朝起きたら部屋中にお菓子を食べたあとのゴミが散らばっていたり、たくさんの人に電話をしていたりします。
Q:カウンセリングを受けようと思ったきっかけは?
夢遊病のせいで、夜中に友人に電話をかけまくって迷惑をかけてしまったことがきっかけでちゃんと改善しなくちゃと思ったのがきっかけです。私も普通の人みたいに社会人として世の中に出てみたいといった憧れがずっとあるので、カウンセリングを受けて改善して社会人になりたいと思いました。
Q:カウンセリングを受ている間にどんな変化がありましたか?
以前は、部屋を片付けるといったことさえも、その気力がなく出来なかったのですが、最近では気力が少しづつ出てきたことで、片付けをすることも出来るようになりました。
寝れるようになってから、生活リズムが徐々に改善されてきているのでとても嬉しく思います。最近では、寝れない日よりも、寝れる日のほうが多くなってきたことも生活リズムの改善に繋がっていると思います。
Q:カウンセリングを終えて効果はありましたか?
ずっと悩まされていた夢遊病も改善されたことで、記憶のないうちに行動をしていることがなくなったのでよかったです。今では友人に夜中に電話をかけまくるといった迷惑をかけることもなくなったので、とても心が楽になりました 。
生活リズムも整い始めてきたので当初の目的だった、社会復帰も手に届きそうなので今はアルバイトを探しています。
Q:悩んでいる方へのアドバイスをお願いします
生活リズムを改善するには、心の持ち方が大事だということがよくわかりました。眠れないからといって、頑張って寝ようとしないだけでもストレスを感じることがなくなるため、精神的に全然違いました。
そして、心が楽になると自然と寝れるようになりますので、1人で悩んでいないで、ここに相談してみたほうがいいと思います 。
公認心理師:吉田澄央
ライフファクトリー東京代表。「改善するカウンセリング」の実現のために、今まで1万回を超える精神科診療に同席。現役の心理師でありながら日平均来院数1000人以上の精神科医院にて、患者相談部門の事務長を任される経歴を持つ精神科医療分野フェッショナル。
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