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初回の相談内容
20代女性私は躁鬱と不眠症を持っています。躁の時は夜眠らずに、がさがさと動き回ってしまい、逆に鬱になってくると、昼も夜も眠ってしまいます。
昼は気力が湧かなくて活動することができず、ただ床に横たわっていると言った方が分かりやすいかもしれません。 夜も昼間疲れるような活動をしていないため、睡眠の質があまり良くなく、トイレに何度も起きたり、お茶を飲んだりと負のスパイラルです。
私はこうした躁と鬱の周期を月単位で経験しています。 なので、調子がいいときは、あれもこれもやろうと頑張ってしまい、軌道に乗ってきたところで鬱に突入するので、とにかく何もかもが中途半端になってしまいます。
家の掃除も鬱になるとさっぱりできなくなり、ゴミゴミした埃っぽい家で生活するようになってしまいます。あと、私はアトピー性皮膚炎で、手荒れがひどく、夜中にあまりの痒さに血が出るまでかきむしってしまうこともあります 。 手の痒みも睡眠を妨げる一因になっています。
Q:カウンセリングを受けようと思ったきっかけは?
このままの生活を続けていては結婚できなくなってしまうと思ったら、「それだけは嫌だ」という気持ちが強くなり 、カウンセリングで改善しようと思うことが出来ました。
仕事を辞めなくてはいけないと思うほどの症状なので、もう辞めないとダメかなと考えたら凄く悲しくなり、辞めたくないから改善しようと思えました。このままの状態がずっと続いていくのかと思うと、怖くなってしまったのと同時に、このままだと自分が壊れてしまうのではないかといった不安になったので改善しようと思いました。
Q:カウンセリングを受けていくうちにどんな変化がありましたか?
きちんと夜の時間帯に寝ることが出来るようになりました。日中に寝てしまうこともなくなったので、とても質の良い睡眠がとれていると思います 。突然訪れるパニック障害のような時が明らかに減ってきました。
たくさんの薬を飲んでいましたが、その薬を減らせるようになったら体のだるさがなくなったので家の掃除も少しづつですが出来るようになってきました
Q:カウンセリングの効果はありましたか?
・薬を減らしてよかったと思える
・よくわからない幻聴が聞こえても無視できるようになった
・英語の勉強すら楽しめるようになった
・カウンセリングのイメージが変わった
Q:悩んでいる方へのアドバイスをお願いします
・心の持ち方や見方が変わるだけで楽になれた
・まずは悪化させないことが重要
・自分のことを素直に受け入れてあげること
・心の悲鳴に気づいてあげること
公認心理師:吉田澄央
ライフファクトリー東京代表。「改善するカウンセリング」の実現のために、今まで1万回を超える精神科診療に同席。現役の心理師でありながら日平均来院数1000人以上の精神科医院にて、患者相談部門の事務長を任される経歴を持つ精神科医療分野フェッショナル。
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