名古屋カウンセリング
パニック障害 認知行動療法

パニック障害でお悩みの方へ|認知行動療法の効果や有効なカウンセリングを公開

パニック障害の改善策として、何が一番自分に合っているのか悩まれている方も多いのではないでしょうか。世の中には、パニック障害に関してさまざまな情報があるため、判断が難しくなっていますよね。

そこで今回は、パニック障害に有効と言われている「認知行動療法」についてもご紹介していきます。いつどこでパニックになるのかが不安で仕方ない…そんな日々から解放をされて、少しでもあなたが、あなたらしく過ごせるような情報を提供できればと思っています。

それでは、パニック障害を改善するという目的に向かって、一緒に改善策を探していきましょう。

①認知行動療法とは、物事の捉え方を変えること

認知行動療法とは

その人の考え方や行動、いま起きている物事の捉え方を「認知」と言います。認知に働きかけ、変えやすい部分から少しずつ変えていくことで、心のストレスを軽くしていく治療法が「認知行動療法」です。

認知には、何か出来事があった時に瞬間的に浮かぶイメージがあり、これを「自動思考」と呼びます。自動思考によって、私たちの気持ちが動いたり行動が起こります。

例えば、自分は電車にのるとパニックが起きると脳が記憶をすることで、電車に乗る=自分はパニック障害になるのだという思い込みが脳内で発生をします。

そうすることで、本当にパニック障害になってしまいます。ストレスに対して強い心を育てるためには、まず自動思考に気づき、それに働きかけることが必要です。参考:パニック障害のための認知行動療法マニュアル 厚生労働省

②パニック障害に認知行動療法は有効なのか

パニック障害に認知行動療法は有効か

結論から言うと、認知行動療法はパニック障害を改善させる効果の高い方法であると考えられます。

パニック発作が起きて不安になった時、「このまま死ぬかもしれない」などの偏った思考と行動を、認知行動療法によってバランスのとれた状態に変化させるのです。

パニック障害に対する認知行動療法とは、しっかり症状を理解したうえで思考の偏りに気づいて修正していく「認知療法」と、あえて不安が強くなる恐れのある状況に身を置いて少しずつ心と体を慣らしていく「行動療法」を統合したものです。

それでは、認知行動療法がパニック障害に有効な理由を詳しく解説します。パニック発作がなくなるだけではパニック障害は治っていません。発作に対する不安である「予期不安」がなくなってやっと改善したことになります。予期不安とは、先のことを考えることにより、極度な緊張状態や不安感を呼び起こしてしまうことです。

この、予期不安を治すために、避けていた場所や状況に少しずつ挑戦することを、行動療法と言います。

この行動療法を行うことによって、パニック障害を引き起こしてしまう脳の状況を少しずつ変動をさせることで、症状や状況を改善することができます。ですから、認知行動療法は、パニック障害に有効と言われています。

③認知行動療法を提供している機関

認知行動療法の機関

認知行動療法を受けることができるのは、どういった場所があるのでしょうか。基本的には、病院で行う方法とカウンセリングで行う2つの方法があります。それぞれ、メリット、デメリットがありますので、細かくお伝えをいたします。

3-1:心療内科/精神科

認知行動療法を病院で受ける場合のメリットとデメリットについて見ていきましょう。

メリット:保険適用の可能性がある
病院で診察を受けて認知行動療法を行うメリットとして、保険適用があります。認知行動療法は、パニック障害やうつ病などの治療において注目されており、日本でも保険適用を受けた療法です。

デメリット:合わせて薬の処方や生命保険の加入が難しくなる
一方デメリットとしては、精神疾患として診断されることで、生命保険の加入が難しくなることが挙げられます。また、カウンセリングによってパニック障害を改善していく方法もおすすめです。

3-2:カウンセリング

メリット:薬を処方されずに根本的な心のケアができる
カウンセリングは、薬の治療と比べて再発防止などの効果が期待できます。また、薬に頼りすぎるとさらに不安の症状が悪化する可能性がありますが、そのようなリスクを避けて根本的な改善が目指せます。

中には、薬を飲んでも消えない症状もありますが、カウンセリングではしっかりと症状を緩和できるというメリットがあります。

デメリット:保険適用外、カウンセリングの技術にむらがある
カウンセリングで認知行動療法を受ける場合、病気として診断されるものではないため、保険の適用はありません。また、カウンセリングを受ける場所によって、自分に合う・合わないがあるため、しっかり見極めることが重要になってきます。

④パニック障害を治すには認知行動療法だけでは足りない理由と改善策

パニック障害の他治療法

パニック障害の改善方法として、認知行動療法が有効なことは確かですが、他にも様々な方法があります。ここでは、認知行動療法以外にも有効な方法がありますので、ご説明をします。

4-1:パニック障害になる原因を解消する必要がある

パニック障害は、栄養バランス、特にタンパク質や鉄分の不足によりパニックを引き起こしている可能性もあると言われています。タンパク質や鉄分は、普段の食事だけでは必要な量を摂取しづらいものです。

しかし、必要に応じてプロテイン飲料やサプリメントで手軽に摂取することが可能です。しっかり栄養を補給することで、症状を緩和できるなら試してみる価値は大いにありますね。

他にも、家族関係がストレスになっている場合や、ストレス耐性が少ないなどの可能性も十分考えられます。

一概にパニック障害は認知行動療法だけで改善できるのかというと、改善できないこともあるのが現状です。

本当に自分に合ったパニック障害のケアをするためにも、認知行動療法だけに捉われず、他の方法を行っている場所を探すことも視野に入れておくと良いでしょう。

4-2:再発防止のケアをすることができない

認知行動療法は、自分のことを客観的に見る力を養うことができます。しかし、強いストレスや不安感に襲われた時に冷静になれるのかというと、認知行動療法だけでは補えない部分があります。

そのためにも、辛い時の物事の考え方や呼吸法などを身につけることにより、パニックを発症しそうな時も対応できるようになります。

⑤パニック障害を克服すためにおすすめの心のケア

パニック障害の心のケア

パニック障害を克服するためにおすすめの方法をいくつか紹介します。ひとことで、心のケアと表現をしてもその方法は様々です。きっとこの文章を読んでいるあなたも、色々な情報はあり一体どうしたらいいの!と迷子になっているかもしれません。弊社でお伝えするパニック障害の克服の方法は、あくまでも弊社が思うベストな方法ですのでご了承ください。

5-1:パニック障害の原因を癒す催眠療法

催眠療法は、あなたの心の根底にある辛い思いを、良い方向に変化させる方法です。もし、あなたの心の中に「自分は愛されていない」という思いがあるなら辛いですよね。

これを、「愛されている」に変化させることで、現状の受け止め方や感じ方が変化し、辛い症状を改善するというものです。催眠療法は、日常生活の95%を司る無意識にアプローチするため、非常に高い効果が期待できます。もしかすると、詳しく催眠療法について知りたい方は、「催眠療法」のページをご覧ください。

5-2:ストレスマネジメントを体得する

ストレスマネジメントとは、ストレスに対処し、うまく付き合っていくための方法です。まずは、自分で自分のストレスに気づくことです。そのうえで、自分に合った具体的な対処法を知って実践することです。

ストレスのケアを自分自身でできるようになると、パニックが起こる前の段階を回避することができます。日頃からストレスを溜めないようにするためのマネジメントを学ぶことで、パニック障害の改善に繋がります。

5-3:傾聴のカウンセリング

傾聴のカウンセリングと聞いてもどんなことをするんだろうか…?と疑問に思ったことはありませんか?基本的にカウンセリングは、傾聴が大事だと世間では言われています。実際に、弊社でもカウンセリングの最初は、「症状や状況の本質を理解するため」にもカウンセリングを行います。

もう少し、傾聴の基本的な部分をお伝えいたします。米国の心理カウンセリングの大家であるカール・ロジャーズは、カウンセリングが有効であった事例に共通していた「聴く側の3要素」を提唱しました。

・共感的理解
相手の話を、相手の立場に立って気持ちに共感しながら理解しようとする。

・無条件の肯定的関心
相手の話を善悪の評価や好き嫌いの評価を入れずに聴く。相手の話を否定せず、なぜそのように考えるようになったのか、その背景に肯定的な関心を持って聴く。

・自己一致
聴き手が相手に対しても、自分に対しても真摯な態度で、話が分かりにくい時は分かりにくいことを伝え、真意を確認する。

このように、傾聴のカウンセリングを行うにあたり上記の内容を重視してカウンセリングを行うことを大切にしています。しかし、パニック障害を本格的に改善をするためには、認知行動療法や催眠療法も極めて重要ですので「併用する」ことを強くお勧めします。

⑥パニック障害を素早く治そう

焦らずにパニック障害を治療しよう

とにかく辛いパニック障害を少しでも改善したい!でもどうしたら良いのか..本当に認知行動療法が有効なのか…と不安になっている気持ちが少しだけでも軽くなりませんでしたか?

この文章を通じて、認知行動療法は、パニック障害の根本的な改善方法として有効かどうかを少しでも伝わりましたら嬉しいです。先述したように、認知行動療法が全てではありませんが、視野に入れてみてもいいのではないでしょうか。

また、心療内科や精神科での治療と、カウンセリングでの改善方法があります。病院であれば診察を受け、薬が出されるかもしれません。しかし、長い目で見た時に、パニック障害の根本的な改善には不十分であるとも言えます。

それぞれのメリットとデメリットを踏まえた上で、自分にとってふさわしい方法を試すことがパニック障害を素早く治すコツですのでお試しください。

もしもカウンセリングを受けてみたい!自分にあった改善方法を知りたい!と思った場合は、弊社で改善方針のご相談も対応をしておりますのでお気軽にご相談ください。詳しい内容は、ライフファクトリーカウンセリングの特徴でご説明をしています。

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