初回相談の内容
苦手な上司とうまくコミュニケーションが取れないといったことが原因で、不眠症が始まりました。私自身も仕事の能力不足、コミュニケーション能力不足 、私がいなくても会社は回る、代わりはいくらでもいるという虚無感を常に感じていました。
ギスギスし始めた会社での人間関係、先行きへの心配により、家に戻っても常に漠然とした不安を感じるようになっておりました。次第に寝ようとすると動悸が激しくなり、落ち着きがなくなり、神経が昂ぶり、しまいには寝ようとすること自体が恐怖になりました。
睡眠薬を飲んで無理やり寝ていましたが、抑うつ状態が悪化し続けていき、もうこの頃にはうつ病に突入していたと思います 。
催眠療法を受けようと思った理由は?
自分の能力不足を必死に補わなくてはいけないと思えば思うほど、仕事のプレッシャーに押しつぶされそうになりました。なんでもいいからとにかくゆっくりと眠れる環境を作ってほしいと思いました。
臨床心理士や心理学者がやっている催眠療法を受けることが出来れば改善できるのではないかと思い 、とにかくやってほしいと思ったのがきっかけです。
Q:催眠療法を受けている最中はどのような気持ちでしたか?
催眠療法中の感じとしては、痛みや恐怖感などは一切なく、うとうとしているだけで何も感じませんでした。心に溜まっていた大きなストレスが少しづつですが、浄化されているような感じが分かりました 。うまく表現できませんが、何かすごく優しさのようなものを治療中はずっと感じていたのを覚えています。
Q:催眠療法を受けてみていかがでしたか?
不眠症、精神的スランプが解決出来たことで一人の人間として大きく成長できたように思います。またストレスやプレッシャーに強くなれたことは、今後の社会人生活を考えると、受けて本当に良かったと思います。
公認心理師:吉田澄央
ライフファクトリー東京代表。「改善するカウンセリング」の実現のために、今まで1万回を超える精神科診療に同席。現役の心理師でありながら日平均来院数1000人以上の精神科医院にて、患者相談部門の事務長を任される経歴を持つ精神科医療分野フェッショナル。
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