不安障害で悩む方の初回相談の状況
経営している会社の先行きの不安や孤独心からはじまり、これからの人生や健康に対し不安が生じました。病院に行き、睡眠薬を処方してもらいましたが、依存状態になっています。今は、睡眠薬なしにはほとんど眠れず、原因不明の焦燥感 にさいなまれています。
会社もそれなりに成長してきて、家庭も円満で、周囲から見たら何も問題のないように映っていたかもしれません。でも、理性ではどうしなければいけないのか理解できていたつもりなのですが、気持ちが全くついてきてくれません 。
なんとか気持ちを立て直そうとしても、焦りと不安ばかりが強まり、鬱状態もひどくなっていきました。その悪化をどうすることもできず、根性と勢いだけで社会を生き抜いてきた私は、はじめて自分が一番どうにもならないことに気付かされ、呆然自失しかできませんでした。
自分の意識の強さだけでは届かない世界が、人間の心の奥にはあるとわかるも、この不安感に対して、何も対処のしようがなかった のです。どうにもならない心の奥を何とか解決しようと、認知行動療法や食事療法、森田療法的なことを試してまいりましたが、効果がなく今は途方に暮れています。
この不安障害をなんとか改善をしたいと思っています。貴社でなんとかしてくれませんでしょうか。催眠療法も受けることでこの不安障害が改善するでしょうか?
<このお客様が受けたカウンセリング>
①初回のアセスメント
②正しい食事療法の指導
③薬剤師によるお薬に対しての説明
④傾聴のカウンセリング
⑤催眠療法
⑥認知行動療法
⑦マインドフルネス
Q催眠療法と心理療法を受けようと思った理由は?
経営者として社員と自分の家族を守るために改善しなくてはならないと思いました。睡眠薬無しでも、ぐっすりと寝れる様にしないと体がもたなくなってしまう と本気で思いました。
睡眠薬も聞かなくなり、いよいよ、あぶない状態まできてしまったと感じ、このままではすべてを失い、そして自分自身さえも失ってしまうのではないかと思ったのです。ほかの心療内科でもみてもらいましたが、一向に良くなることはなく症状はひどくなる一方でしたので、神に祈る気持ちで受けました。
Q催眠療法を受けている最中はどのような気持ちでしたか?
すごく心地が良くて、ふわふわしたような気分でした。あまりの気持ちよさにうとうとしてしまうくらい、優しく包まれる感じがありました。急に悲しくなり涙が出てきましたが、涙を堪えることもなく自然と感情が溢れてくるような感じでした。
今まで溜まりに溜まった感情が一気に爆発して、必死に抑え込んでいた感情がこぼれだす様に吐き出すことが出来てものすごくスッキリとした気分になることが出来ました。
Q催眠療法やカウンセリングを受けてみていかがでしたか?
ずっと溜め込んできた感情を押さえるものがなくなって、感情の発散とともに出てきたあとは、すっかり不眠も焦燥感も不安感もなくなりました。何もしていないけど物事の考え方がガラっと変わり、今までみたいに自分の中に溜め込むような考え方から少し楽観的な考え方になれたことで、心の仲がスッキリと軽くなりました。
公認心理師:吉田澄央
ライフファクトリー東京代表。「改善するカウンセリング」の実現のために、今まで1万回を超える精神科診療に同席。現役の心理師でありながら日平均来院数1000人以上の精神科医院にて、患者相談部門の事務長を任される経歴を持つ精神科医療分野フェッショナル。
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