初回の相談内容
30代女性 3年前の夏頃から会社の人達との間に溝 が出来始めて、会社に行くことが憂鬱になりました。そのせいで、最近では眠れなくなってしまいました 。やがて食欲も落ち、尋常じゃない汗をかいたり、動機がすることもありました。
そんな症状が出てから半月くらい経過したときに心療内科で診察を受けたところ、「うつ病です」と診断されました。「まさか自分がなるとは思っていなかった」とショックを受けましたが、休職という形で治療を開始しました。
しかし、症状が良くなることはなく、「このままでは死んでしまうのではないか」と不安に駆られています 。どうすればいいのかもわからず、ただただ辛いというのが本音です。また、うつ病と診断されたあと、今まで以上に腰痛がひどくなり余計に今は憂鬱です。
今までは鎮痛剤を飲めば治まっていた痛みも、今回はなぜか薬が効きません。「おかしいな…」と思っていたら、腰もズキズキと痛み始め、夫から腰がひどく曲がっていて、普通ではない」と言われました。
そして、痛みで自由に動くことも出来なくなり、横になって過ごすことが多くなりました。朝が一番ひどい痛みを感じるのですが、夕方から夜になると少しづつ痛みは和らいできます。効かないと分かっていても、鎮痛剤を飲み続けることしか出来きません 、うつ病が原因ですか?
Qカウンセリングを受けようと思ったきっかけは?
ただでさえ家族にうつ病で迷惑をかけているのに、これ以上の迷惑をかけたくはないと思ったのがきっかけです。自分自身もこの辛い状況を何とかしたいとも思いました。病院では、どこも話を聞いてくれないのでここにきました。
Qカウンセリングを受けていく間にどんな変化がありましたか?
催眠療法で痛みの緩和をしてもらったのですが、びっくりするほど改善をしました。筋肉がぽかぽかしてきて、すごくリラックスをすることができました。
まさか、自分の辛さを緩和する為に潜在的に腰に痛みをぶつけていたとは衝撃的すぎる経験でした 。でも、物事の受け取り方が少しずつ改善をしていくことで心も痛みもどんどん楽になりました。
腰痛の薬を辞めることが出来たおかげで、気分的に楽になれたことは本当に嬉しかったです。日常的に家族に当たることが多く、とても多くの迷惑をかけてしまいました。しかし、改善していくうちに夫へ当たることがなくなり、今では仲良く過ごすことが出来ています。
心が穏やかになったおかげで、精神的ストレスが軽減されました 。あんなに苦しんでいた腰痛もほとんどなくなり、あの頃が嘘のような感じに思えます。
Qカウンセリングを受けていかがでしたか?
あれほど苦しんでいた腰痛がなくなり、驚きを隠せません。あのまま腰が曲がったままになってしまっていたらと思うと、ぞっとします。今後の目標として、社会復帰して働きたいと考えております。当たり前のことかもしれませんが、今の私には大きな目標になっています。
公認心理師:吉田澄央
ライフファクトリー東京代表。「改善するカウンセリング」の実現のために、今まで1万回を超える精神科診療に同席。現役の心理師でありながら日平均来院数1000人以上の精神科医院にて、患者相談部門の事務長を任される経歴を持つ精神科医療分野フェッショナル。
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