目次
初回相談の内容
30代男性会社員僕は10年近く営業一筋で勤務してきました。僕は人よりも責任感が強いという部分があるのと、典型的な会社人間だったので、誰よりも先に支店長に昇進するなど、順風満帆な人生を送ってきました。
そんな時に、突如、外資系企業との合併話が舞い込んだのです。これを「チャンスだ!」と思った僕は、合併話に飛び乗りました。
しかし、それからというもの、夜眠れなくなり、知らない人たちの声が聞こえるようになり、仕事に対するやる気もなくなり始めました。営業職から事務所で人を管理する仕事に疲れてしまったのではないかと思います。前の職場と違い、人間関係がギクシャクした中で、管理部門という経験したことのない業務に失敗が続きました 。
それを誰かに相談できることも出来ず一人で深夜まで残業を続けているというのが現状です。僕は英語が苦手なのですが、仕事の中で英語での資料作成やプレゼンをこなさなくてはなりませんが、時間がいくらあっても足りない状況で困ってます。
病院でうつ病の薬をもらっていますが、頭がぼーっとしてしまうので、仕事に支障をきたしてます 。もう体力も限界です…布団に入って寝ようとしても強い動機や冷や汗が止みません。尿意が夜中に何度も訪れるのでほとんど眠ることが出来なくなり、最近では無断欠勤で会社に迷惑をかけてしまいました。
こんな僕のようにうつ病と不眠症を抱えていてもカウンセリングで改善をすることができるのでしょうか。できるだけ薬を辞めたいです。
Qカウンセリングを受けようと思ったきっかけは?
こんな自分では結婚できないのではないだろうかと不安 に思っていまいした。好きな人と一緒に居るということさえ出来ない人生は嫌だと思いました。
会社にもこれ以上迷惑をかけるわけにもいかず、どうにかしないといけないと本気で思ったんです。このままでは自分自身が壊れてしまうという恐怖 もあり、こちらにお願いしようと決意しました。
Qカウンセリングを受ける中でどんな変化がありましたか?
カウンセリング受けて2回〜3回目の時に自然の心の中にある詰まっていたものがスーッと抜けていく感じがしました 。そして、これまで視野が狭くなっていたことにも気づくことができました。
自分のうつ病や不眠の原因は、全て仕事だと思っていましたが原因は自分自身の内側にあることに気づいた時は衝撃的でした。 人生で初めて自分と向き合うことは思った以上に大変でした。
でも、自分をしれば知るほど自分の良さにも気づくことができ嬉しかった です。また、薬を減らすことが出来きたおかげで、体の怠さがなくなり少しづつではありますが、昔の自分に戻れたように思います。
夜もぐっすりと眠れるようになったことで、一日を過ごすことがとても楽になりました。うつ病のような症状や不眠になる回数も減ってきました ので、仕事に復帰できるのではないかと思えるほど回復してきました。
Qカウンセリングを受け終わった今の心境を教えてください。
薬を減らしたことで様々な症状がなくなり、とても楽になりました。理由は分かりませんが、不眠やうつが緩和されて嬉しい限りです。あんなに苦しかった英語の勉強も今では楽しめるようになりました。そして、自己肯定感も上がった のではないかと思えるようになりました。恥ずかしながら、カウンセリングのイメージが180度変わりました!
Q悩んでいる方へのアドバイスをお願いします。
一番は今以上に悪化させないことが一番重だと思います。悩み続けているだけでは改善することが出来ません。少しの勇気と希望をもって、改善することをおススメします。
そして、心が悲鳴を上げていることに気付けるのは自分しかいません。そのことを吐き出せる環境をここでは与えてくれます。自分の事を素直に受け入れてあげることと、心に溜まったストレスを吐き出すことが出来れば心の持ち方や見方が変わり、世界が変わります。まずは一歩踏み出すことから始めてみてください。
公認心理師:吉田澄央
ライフファクトリー東京代表。「改善するカウンセリング」の実現のために、今まで1万回を超える精神科診療に同席。現役の心理師でありながら日平均来院数1000人以上の精神科医院にて、患者相談部門の事務長を任される経歴を持つ精神科医療分野フェッショナル。
吉田心理師の監修:「不安障害」記事一覧
吉田心理師の監修:「統合失調症」記事一覧
吉田心理師の監修:「アダルトチルドレン」一覧
吉田心理師の監修:「うつ病」記事一覧