初回相談の内容
5年前から不眠症が続いています。うつ病の悲惨な話や改善しにくい事、薬の問題などをよくネットで知っていたので、不安になっています。私は結婚しているので、私が養わなければならない妻や子供がいます。転職がきっかけでうつ病と不眠症になっています。
数字に追われ続けながら、どんどんエンジンがかからず、焦ってもがいてみても、どうしようにもありませんでした。そのため、立場がどんどん悪くなり、これから家族を養っていけるのか?など将来がとても不安で、不安で仕方がありません。
子供の顔を見てやる気を出そうとしても、全く出ず、この子たちは幸せになれるのだろうか? と不憫に思えてなりませんでした。
Q:催眠療法を受けようと思った理由は?
なんとしても私が家族を養っていかなくてはならないといった強い気持ちから催眠療法を受けてみようと思いました。精神安定剤がどれほど体に危険を及ぼすかといったことも知っていたので、薬に頼った改善はしなくないと 思っていました。
自分の中で早く改善しないといけない家族が路頭に迷ってしまうのではないか?といった焦燥感をすごく感じました。 子供に立派な父の姿を見せたいと思ったのと、子供たちにもその背中を見て将来、立派な父親になってほしいと願う気持ちがあります。
Q:催眠療法を受けている最中はどのような気持ちでしたか?
ずっと暗闇にいる感じがあったのですが、その暗闇がスーッと晴れていく感じがありました。暗闇が晴れていくと、心の中に光が差し込んでくるような感じがあり、未来が明るくなっていく ような気がしていました。
何かあったわけではないのですが、自然と涙が溢れだし、自分ではその涙を止めることが出来ないくらいに涙がこぼれてきました。眠っているのとはちがって、ずっと、うとうとしているような感じが続いていました。
Q:催眠療法を受けてみていかがでしたか?
薬を飲む必要がないくらいに回復することが出来ました。これも催眠療法を行う方の技術だと思いますが、感動するほどの改善がありました。多少なりとも精神安定剤を使用するだろうと思っていましたが、精神安定剤が必要ないと知ってものすごく驚きました。
睡眠薬を飲まなくても夜はぐっすりと眠れるようになり、仕事も順調に出来るようになりました。今は、仕事できるといったことだけでとても幸せな気分を感じることが出来ています 。本当に感謝しています。
公認心理師:吉田澄央
ライフファクトリー東京代表。「改善するカウンセリング」の実現のために、今まで1万回を超える精神科診療に同席。現役の心理師でありながら日平均来院数1000人以上の精神科医院にて、患者相談部門の事務長を任される経歴を持つ精神科医療分野フェッショナル。
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