初回の相談
会社に行くのが苦痛で悩んでいました。好条件の外資系に転職できたのですが、毎日のように劣等感を感じていました。私の家柄は、両親ともに社会的に立派な人でしたが、僕自身は、幼いころから出来ない事ばかりで、常に劣等感の塊のような性格でした。
父が僕に対して興味があるのは、学歴だけしかなくて、常に「跡取りなんだから」 と言われて僕プレッシャーに押しつぶされそうな気持でいっぱいでした。
僕の母はとても愛情がある人でしたが、学歴に関しては、父親以上に執着をしていたと思います。塾に散々行かされて、ママの中で成績が常に一番でいないといけないという人でした。
そのせいか、自分というものが僕にはほとんどありませんでした。ちょっとしたことでも傷つき、その傷口を自分でもっと悪化させてしまうといった、どうしようもないマイナス思考が出来上がっていました。
このままでは、私は生きる喜びを感じられないまま、社会でも大きな挑戦も出来ずに潰れていくと思います。
Q:催眠療法を受けようと思った理由は?
このままでは家柄に泥を塗ってしまうのではないかという不安がありました。跡取りとして失格だと思われてしまったら怖くて溜まりませんでした。
仕事を継ぐことが出来ず、こんな自分では社会では通用しなくて、無職になってしまうのではないかと恐怖を感じました。精神病の薬を飲んでいることが周囲にバレてしまったらどうしようと不安で不安で仕方なくなりました ので催眠療法で治したいと思い受けることにしました。
Q:催眠療法を受けている最中はどのような気持ちでしたか?
体中がポカポカしてきて、春の陽気に包まれているような心地よい気分になっていくのが分かりました。あまりの気持ちよさに、途中から爆睡してしまいあまり覚えていないです。 気が付いた時には自分が優しい光の羽衣に包まれているような感覚になっていました。
Q:催眠療法を受けてみていかがでしたか?
今までのような劣等感や自信の無さはなくなり、本当の自分が出せるようになったと思います。社内でも、自分の良さをしっかりと発揮できるようになりました。失くしていた本当の自分を取り戻してくれたことに感謝しかありません 。そして、ここまでたくましくしてくれたことにはお礼を言っても言い切れないくらいです。
公認心理師:吉田澄央
ライフファクトリー東京代表。「改善するカウンセリング」の実現のために、今まで1万回を超える精神科診療に同席。現役の心理師でありながら日平均来院数1000人以上の精神科医院にて、患者相談部門の事務長を任される経歴を持つ精神科医療分野フェッショナル。
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