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初回の相談の内容
40代男性
僕は、色々な症状がある睡眠障害の中でも「不眠症」という症状を医者から言われました。小さい頃から、「寝付きが悪い」 という症状に悩んでいました。そんな症状が、ここ10年くらい続いています。
眠りにつくまでに2~3時間かかったり、ひどいときには眠れないまま朝を迎えています。不眠の症状を感じはじめたのは幼稚園の頃からです。幼いながらも、すぐ寝付ける兄弟と自分は違うな、となんとなく自覚していました。夜中の2時になると眠れず、ふっとしたときに慌てて目が覚めてしまうことばかりです。
それなのに、自分で運転をしていると、急に意識が持って行かれることがあります。なぜか、車に乗っているときなど無意識のときには寝てしまいます。最近までは、薬で頑張れていたのですが、日に日に薬が増え続けて、自分でも不安になります。
Q:カウンセリングを受けようと思ったきっかけは?
小さい頃からの不眠症なので治ることはないと思っていましたが、ここを知ったことで一度試してみようといった感じで相談してみました。薬が増え続けてしまうことが不安でカウンセリングを受けようと思えたきっかけの一つです。
運転中に意識がなくなってしまうことは自分だけじゃなく、周りにも迷惑をかけることになると思ったので改善しようと思いました。
Q:カウンセリングを受ける間にどんな変化がありましたか?
まず初めに薬を減らすことは出来ないものだと思っていた ので、薬が減らせたことには驚きと嬉しさの両方がありました。運転中に無意識に眠ってしまうこともなくなったことで、ドライブするということが趣味の一つになりそうなくらい、運転が好きになれました。
Q:改善された今の心境を教えてください
病院でも直せないようなことが、こんなにも早い段階で改善できたことに驚いています。自分は霊感が人より強い傾向にあるの で、仕方ないことだと思っていたのですが、自分の勘違いだったんだと気づくことが出来ました。
眠るまでの時間が短くなったことで、睡眠時間が今までよりも長くと摂ることが出来るようになりました。睡眠時間が長くなると体も疲れにくくなり、体調がすごく良くなりました。
Q:悩んでいる方へのアドバイスをお願いします
自分では当たり前に感じている事や、仕方ないと諦めていることも、誰かの力を借りることで改善することが出来るということを知ってほしいです。一人で悩んでいても解決することはないので、先生に自分の心の声を思いっきりぶつけることが改善の始まりだと思います。
怖がらなくても大丈夫です。先生たちは怒ることはないどころか、優しく包み込んでくれるように接してくれますので、心に溜まったものを全て吐き出すことが出来ます。
公認心理師:吉田澄央
ライフファクトリー東京代表。「改善するカウンセリング」の実現のために、今まで1万回を超える精神科診療に同席。現役の心理師でありながら日平均来院数1000人以上の精神科医院にて、患者相談部門の事務長を任される経歴を持つ精神科医療分野フェッショナル。
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